メジャーリーガーとマリファナ
メジャーリーグベースボール(MLB)は、
マイナーリーグプレーヤーの
禁止物質リストからマリファナを削除する
というような動きがあるようです。
とりあえずは、
マイナーリーガー向けだけ、
ということですが、、。
アメリカのメジャーリーガーは、
2019年には13人の選手が
マリファナやその他の
「薬物乱用」のために
出場停止処分を受けています。
検査で陽性が出た場合は、
最初の陽性結果で
25ゲームの出場停止。
2回目で50ゲーム。
3回目で100ゲーム。
そして、、
4回目で終身停止となっているようです。
とは言え、、
メジャーリーグに登録されている
40名/チームの選手は、
2002年より検査の対象が
パフォーマンス向上薬に移行したため、
現在は、
ほとんど大麻のテストを受けてないようです。
確かに、、
医療用大麻の効能が
鎮痛だとかリラックスであるなら、
マリファナ使用で
野球の試合でのパフォーマンスが
上がるとは思えないですよね^^;
現在の禁止物質リストに
含まれる乱用薬物としては、
天然カンナビノイド、THC、合成THCおよびカンナビミメティック、
コカイン、LSD、アヘン剤(例、オキシコドン、ヘロイン、コデイン、モルヒネ)、
MDMA、GHBおよびPCPが含まれるようです。
ちなみに、、
この決定の背景には、
ある悲しい事件があるようです。
それは、、
ロスアンジェルス・エンジェルスで
活躍している大谷翔平選手の
同僚である
スカッグス 投手の
オピオイド過剰摂取死です。
ヘロインと同じくケシから作られる
オピオイドは、モルヒネと同じような効果があって
鎮痛・陶酔作用があるそうですが、
アルコールと併用したことによる
嘔吐物が喉に詰まって窒息死した、
という事故です。
https://news.livedoor.com/article/detail/17015247/
こういうことが今回
マリファナを禁止薬物から除外する、
という流れの要因の1つとなっているようですね。
ちなみに、、大麻の使用に関しては
野球のメジャーリーグは比較的
先進的だそうで、
米国の他の多くのメジャーリーグスポーツは、
マリファナとCBDに対するスタンスの改革が
遅れているようです。
とは言え、、
一方で世界アンチドーピング機関は、
2017年にアスリートの使用による
CBDの使用を許可していることから、
鎮痛目的でのマリファナ使用は、
スポーツ界でも、
今後ますます
容認されていくかもしれませんね。
パームビーチ リサーチチーム
飯村匡博
P.S
大麻ドキュメンタリーの予告編
「WEED THE PEOPLE — 大麻が救う命の物語 —」
2分ちょっとの動画ですが、
これまでの大麻のイメージが変わる動画ですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=A1KdOSQIdAs
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