PALM BEACH RESEARCH GROUP

どっちの↓株がいいですか?

あなたなら、AかB、どちらの株に投資したいと思いますか?

Aは、価格が100から150、200ときれいな右肩上がりに成長
Bは、価格が100から50まで下がり、そのあと200まで成長

まあ、このクイズを出している時点で察しの良い方なら「Bだろ?」と思うかもしれませんが…(笑)

お察しの通り、「Bのほうが実は良い株価推移になっている」ということを今日のメールでお伝えしていこうと思います。

まず、単純に価格が100の時点で投資して終わり、ということであれば、AもBも2倍に増えるので違いはありません。むしろAのほうが順調に価格が上がっているので、精神衛生上もよろしい推移ですね。

でも、、、

大富豪の投資術では、Bのほうがオイシいんです。どういうことかご説明しましょう。

上のチャートではそれぞれ3つの価格ポイントがありますが、それぞれに資金を600ずつあてて株を購入したとします(600というのは、わかりやすく割り切れる数字にするために設定しています)

Aの場合、価格100のときに6枚、150のときに4枚、200のときに3枚と、合計13枚の株を購入することができました。
一方Bでは、価格100のときに6枚、50のときに12枚、200のときに3枚と、合計21枚もの株を購入できています。

つまり、、、

最終的な価格はどちらも100から200の2倍に増えているのですが、価格が下がったときにより多くの枚数を購入できたBのほうが、約60%もリターンを上回っているんです。

まさにこれこそ、大富豪が「株価が(短期的に)下がってくれたほうが嬉しい」と考える理由です。

大富豪の投資術では、配当や毎月の投資資金を使って定期的に株を買って、絶対に売らないという戦略を取るんですが、長期的に株価が上がるという前提なら、短期的に下がるのは「株を安く買えるチャンス」なんですね。もちろん、株価がAみたいに順調に上がれば、それはそれで自分の資産が増えているので全然問題ない。

つまり、大富豪の投資術で考えるなら、株価が上がっても下がってもどっちでもいい…。

これって精神的にすっごく楽で、しかも簡単ですよね(買ったり売ったりせずに、買ったままほったらかしでいいんですから^^)

私はこの投資術を初めて知ったとき、「こんなズルい投資方法があったのか!」と驚いたものです。もともと、「安いときに買って高いときに売る」という普通の投資方法しか知らなかったので、株価が上がれば得だし下がれば損としか考えられませんでしたから…。

ただし、この前提条件である「長期的に上がる」という点はとても重要です。下がったまま戻らない場合はいかに大富豪の投資術といえど普通に損します。だからこそ、私たちレガシーリサーチチームがおすすめする銘柄は「長期的に成長を続けるかどうか?」を最も大事な要素にしているんですね。

・長期的に成長するものに投資する
・株価が上がっても下がってもどっちでもいい

ぜひ、この大富豪のマインドセットは覚えておいてくださいね^^

P.S.
最近米株投資の人気がうなぎのぼりですね。投資ド素人の母がいつの間にか「貯金してても儲からないから」と米国のインデックス投資を始めていました。もう、投資が当たり前の世の中に変わってきつつあるのかもしれませんね。

レガシーリサーチチーム
寺尾 拓弥

著者