※毎週土曜日に、世界のブーム市場全般から興味深いテーマを
　取り上げて紹介していきます！

ついに人類はワキガ撲滅に
成功するかもしれません？！

ヨーク大学、セントアンドリュース大学、
ユニリーバR＆Dの共同研究チームが、
臭いの原因となる酵素を発見しました。

そもそも、ワキガの原因は
脇の下、乳首、陰部といった箇所にのみ存在する
アポクリン汗腺から分泌される汗によって発生すると
言われています。

アポクリン汗腺から分泌される汗には
タンパク質や脂質等の有機酸が含まれており、
それがワキに存在する常在菌により分解されることで、
あの独特の嫌なニオイが発生するんですね。

新しい研究では、

これらの常在菌内に見られる、
（体臭）酵素を発見したことによって

その構造を解明して、特定の菌の中で
臭気分子を作るステップを
正確に特定することができた

そうなのです。

これによって今後は、
ワキの下の微生物叢（びせいぶつそう）を破壊することなく、
発生源での体臭の生成を停止する”阻害剤”の開発が
可能になるということで、

ワキの臭いの発生を
未然に防ぐことができるようになるのです。

不潔にしているわけでもなく、
普段から清潔を保っていても、
ワキの臭いに困っている人もおられると思います。
そういう方にとっては、
本当に朗報ですよね。

レガシーリサーチチーム
飯村匡博

※参考記事
http://www.sci-news.com/biology/human-underarm-malodor-enzyme-08684.html