民主党候補とマリファナ
今年、アメリカで
行われる大統領選挙。
好調だった米国経済も
コロナショックで大混乱中ですが、
これが大統領選挙にどう影響するのでしょうか?
ちなみに、、
これまでは一般的に
共和党=大麻反対、民主党=大麻容認
という傾向があったのですが、
現在、民主党の大統領候補
(ジョー・バイデン &バーニー・サンダース)が
大麻についてどう考えているのか?
という記事がありましたので、
内容を簡単に要約して、ご紹介します。
まず最初に解説しておくと、、、
サンダースさんは
大麻改革運動の最も早い賛同者の一人で、
2015年に連邦合法化を求める最初の大統領候補でもあり、
連邦法の下で大麻を廃止する上院で
法案を提出した人です。
一方で、バイデンさんは
基本的に合法化に反対し続けています。
とはいえ、大多数の民主党の有権者が
大麻禁止の廃止を支持していることが
世論調査で示されたときには
少しずつ大麻改革を受け入れ始めていました。
バーニー・サンダース
成人用マリファナの合法化:Yes!
医療大麻の合法化:Yes!
薬物保有の非犯罪化:NO.
過去の有罪判決の抹消:Yes!
社会的公平:Yes!
管理アクション:Yes!
合法化する州の権利:Yes! 警告付き。
大麻のスケジュール解除(規制物質からの削除):Yes!
違法薬物の安全な消費サイト:Yes!
個人使用:Yes!
就任初日に、50州すべてでマリファナを
直ちに合法化する大統領命令を出すと述べたこともあるので、
他の政策はともかく、連邦法での
大麻合法化に向けて大きく舵を切りそうな感じでね。
ちなみに、薬物保有の非犯罪化とは、
大麻に限らず、その他の薬物であっても
保有するだけでは犯罪にならないか?
という質問ですので、
大麻に限って言えば、
非犯罪化には賛成、ということです。
個人的にも、20年前に大麻を消費したことがあるそうですが、
「私にとってはあまり役に立たなかった」
そうです。
ジョー・バイデン
成人用マリファナの合法化:No.
医療大麻の合法化:Yes!
薬物保有の非犯罪化:NO.
過去の有罪判決の抹消:Yes!
社会的公平:未定
合法化する州の権利:Yes!
大麻のスケジュール解除(規制物質からの削除):No.
違法薬物の安全な消費サイト: 未定
個人使用:No.
というように、対照的な2人ですが、
医療用大麻の合法化には賛成のようですね。
また、非暴力的な大麻犯罪で
誰も投獄されるべきではないと言っており、
大麻所持や個人に嗜好用に使用しただけで
罪に問われている人は釈放されるべきだ
と考えているようです。
当然ですが、共和党のトランプさんの再選
という可能性も低くないと思いますが、
大麻合法化という観点で
民主党候補の争いにも注目してみてください。
レガシーリサーチチーム
飯村匡博
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