債務上限問題は政治問題
From 江崎孝彦
昨日は米国株が全面安。
今日は、釣られて日本株も大幅下落しています。
昨夜の米国株の下落はなぜおきたのか?
それは、米国の債務上限の引き上げ懸念、
また、それによる影響で新規米国債を
発行する事ができない、、という状況によって
引き起こされた模様です。
また、新規米国債を発行できないため既存の
米国債の金利がUPしている事の影響により、
ハイテク企業の打撃が最も大きく
NASDAQの下落率が大きかったようです。
米国の債務上限問題が合意されなければ、
米国は10月末を迎える事なくデフォルトしてしまう、、、
さらには新規に国債を発行できない
そんな状況にあります。
やばい!いつの間に!!
米国経済が崩壊する!?
と不安に思われる方もいるかも知れませんが、
これは出来レースとまでは言いませんが、
債務の問題ではなく政治問題です。
現在の米政権は民主党のトリプルブルーのため、
(上院、下院、大統領がそれぞれ民主党)
法案は何でも通りやすくはなっています。
しかし、上院は50:50(民主、共和が拮抗)であり、
最後、上院議長であり副大統領のカラマハリスが一票を
投じないと法案が成立しない状況にあります。
そして、民主党のうち1人でも反対票を投じれば
法案が不成立になってしまうため、共和党からすれば、
バイデン政権のインフラ政策などの一部見直し等を
引き出したい、、、という思いで駆け引きが行われて
いるだけなのです。
“だけ“というと語弊があるかも知れませんが、
債務上限は引き上げられる可能性が高いため、、、
債務上限の問題だけなら、また株価が
戻ってくる可能性は十分考えられるわけです。
もちろんテーパリングの問題もあれば、、
中国恒大集団リスクもあり、、
不透明性が高まっている市場環境ではあるので、
ポジションを少し軽くしておく、、という対応は
悪い判断ではありません。
(レガシー投資を除いて)
「投資は難しい、、、」
「判断に悩む事が山程あるな〜、、、」
もしかしたら、あなたはそう
思われたかも知れませんが、、、
レガシー投資においては、、
全く持って悩む必要もなければ
私のこんなメールを読む必要すらありません。
「○○ショック(中身はよく分からないけど)
によって株価が下がった」
「じゃあ、株を買い足そう」
たったのこれだけです。^^)
1ミリも悩む必要がない…
そんな簡単な投資です。
普段何もない時に、、、
(株価が)上がっている間は、ぼーっと眺めて、
株価が下がれば、追加で株を買う
なぜ、株価が上がっているのか?
なぜ、株価が下がっているのか?
その理由を考えたり、
調べたりする必要はありません。
大富豪の(貫禄の)投資術です。^^)
もし、あなたがまだレガシー投資を始めて
いないなら、早くやっておいた方がいい。
我々にとって軸となる投資戦略です。
米国、債務上限リスク…
金利上昇リスク…
テーパリングリスク…
恒大集団リスク…
これらの懸念材料はレガシー投資に
とってはプラス材料と捉える事も
できてしまえるものです。
まだレガシー投資を実施していないなら、
なるべく早くに開始していきましょうね。^^)
江崎孝彦
PS
米国に起きている2つのリスク(債務上限とテーパリング)は
株価に直結影響しやすいですが、、その裏にある恒大集団リスクは、
より大きな問題として警戒しています。
また、それについてはお伝えしますね。