PALM BEACH RESEARCH GROUP

「当たり前」化した異常…

From 江崎孝彦
スタバのテラスより

昨日、太陽がでていて少し暖かかったので、
スタバのテラスで仕事をしていたら、、

スタバのテラスでコーヒーを飲んでいる
おじちゃん2人の会話が聞こえてきました。
(別に聞き耳を立てていたわけではないですよ。)

その時の会話が、自分にハッと気づかされた事が
あるのでご紹介しますね。

全部の話を聞いていたわけじゃないので、、
断片的なところもあります。

おじいちゃんA:
「今日は温かいですね。」

おじいちゃんB:
「そうですね。」

(途中の会話は聞いてなかったので分からない…)

おじいちゃんA:
「まだまだ若そうですね。」

おじいちゃんB:
「そうでもないですよ。70歳です。」

(どうやら2人は知り合いではなく、
たまたまスタバであったらしい…
会話が聞こえてきたのはこの当たりから。)

おじいちゃんA:
「70(歳)ですか。若いじゃないですか〜〜!!
まだまだ長生きできそうですね。」

おじいちゃんB:
「いや〜、、そうでもないんですよ。
実は癌なんで、あと何年生きられるか、、
って感じですよ。」

おじいちゃんA:
「え?そうなんですか〜。肝臓とかですか?」

おじいちゃんB:
「前立腺です。治療もしていますが、、
どうでしょうね〜…だからいつ死んでもいい
ように毎日、楽しむようにしていますよ。」

おじいちゃんA:
「それがいいですよ。この歳になれば、
いつ死ぬか分かりませんからね〜。

おじいちゃんB:
「幸い、まだ痛みとかはないので、
やりたい事してますよ。」

おじいちゃんA:
「そうですか、それは良かったですね。
ゲートボールとかやりますか?」

おじいちゃんB:
「まだやった事ないですね〜。
やりたいとは思っているんですけどね〜」

おじいちゃんA:
「じゃあ、今度一緒にやりますか?
○○公園で毎週、やっているんですよ。」

おじいちゃんB:
「いいんですか?じゃあ、ぜひ混ぜて下さい。」

・・・

こんな感じの話でした。

「よくある普通の話でしょ」

って思いました?

まー、そうかもしれません。

今や日本人の3人に1人が癌という状況なので、
そう珍しい話ではないのでしょう。

ただ、直に聞くと、やはり、
“明日は我が身かもしれない…”

と思わされて”はっ”とさせられましたし、
それと同時に、、、

「よくある普通の話」

と当たり前のように受け入れてしまっている
自分に「ヤバい!」と思ったんです。

60歳か、あるいはそれ以上、
長い年月を一生懸命働き続けて、、

ようやく、ちょっとゆっくりしようか、、、
と思ったら「癌」を宣告される…

そんな日本を異常と思わず、当たり前として
受け入れていたら駄目じゃないですか?

いつの間にか当たり前のように「受け入れている自分」
に気付き、なんとかしなきゃいけない!と思ったわけです。

ご存知の通り、
日本人は収入のほとんどを労働によって稼いでいます。

これがイコール”3人に1人が癌”の原因とは言いませんが、
収入のほぼ全てを労働によって稼いでいる状況だと、、、

肉体的にしんどい時はもちろん、
精神的に病んでいてキツい時も、、
無理を押してでも仕事に行かなければいけない…

という状況になってしまいます。

一方、米国はどうか?と言うと、、、

収入の1/3程度が財産収入から得られている…
という状況なんです。

つまり、極端な話をすれば、
支出を1/3に減らせば仕事にいかなくても
生活を送る事ができたり、、、
(まぁ、それは現実的にはキツイでしょうが…)

我々の2/3だけ仕事して、後休んでいても、
ほぼ同じような生活状況を送れたりする可能性
があるわけです。

今、米国のアナリストと共に投資情報を
お届けしているので、、彼らの仕事スタイルを
直に感じていますが、、、

8月はほとんど仕事しない(夏休み)

11月は半分程度しか仕事しない…(感謝祭)

12月も半分程度しか仕事しない(クリスマス休暇)

という感じで、結構休んでいます。^^;)

「羨ましい〜〜」という感情ではなく、、
「アメリカ人、仕事しないな〜〜、、」という感情でもなく、、

これが「人生を楽しむ生き方」なんだろうな〜、、
人間、本当はこのくらいがいいんじゃないかな〜、、

と関心させられる事がよくあります。

肉体的にきつくても生活のために仕事に行く…

精神的にきつくても生活のために仕事に行く…

無理をして家族のために頑張り続けて、、、

ようやく60歳(65歳?)を迎えて、
老後はゆっくりしたい…

そう思っていたら、闘病生活がスタートする…

そんな人生…そんな生き方、嫌じゃないですか〜。。

私は、日本人 < 米国人 

と言っているのではありません。
(米国は米国で、別の理由で癌は多いですしね。)

全て米国を見習うべき、、とも思っていません。

日本の文化、価値観が素晴らしいと思っているし、
日本人として誇りも持っています。
(日本人で良かったと心底思っています。)

日本の「働く(”はた”を“らく”にする)価値観」
とか大好きです。

ただ外国から見習うべき事はまだまだ沢山あります。

(外国から見習って、よりよいものを生み出す事が
できるのも日本人の文化的特性の1つです。)

「青は藍より出でて、藍より青し」

という言葉ありますよね?

(外国に見習って、その見習った国のものよりも
よいものを生み出せるのも日本人のすごいところです。)

「今の日本」が、、、

日本人の収入のほとんどが労働によって生み出されている…

日本人の3人に1人が癌…

こういう状況だとしても「未来の日本」は、、、

(米国同様)平均的に1/3が財産収入(つまり投資収入)である…

日本人の100人に1人くらいは癌かもしれない…

こういう状況に発展させていく事だってできるはずです。

少なくとも私はそう信じて米国現役アナリストと
共に米国株投資の情報を日本の投資家にお届けしています。
(米国人と同じ状況は、米国人と同じ投資環境を
お届けすればいいという単純な発想です。)

「そんな日本の未来を実現したいな〜、、、」
そう思い描いています。

見たい夢を見ましょう〜。^^)

「こうだったらいいな〜」という“未来”をイメージしましょう。

未来は、自分で作り上げるものです。

「理想の未来」を作るために今日、あなたは何をしますか?

私は「私に」できる事をします。
あなたは、あなたにできる事をしましょう。

良い投資を!

江崎孝彦

PS
癌になってから、残りの人生を楽しもう!ではなく、
今から残りの人生を楽しんで生きよう!

著者