レガシー企業レポート⑫
2014年9月26日
レガシー株12
1992年当時を振り返ってみると、郵便料金は29円、ニューヨークの地下鉄の運賃は125円、国の債務は史上初めて400兆円を超えた。
もしあなたが100万円を持っていたら、ホンダのシビックの新車が買えただろう。しかしそれは、あなたが下した決断ではない。
ホンダのシビックではなく、自分の将来に投資し、レガシー株12を買った。これが時代を選ばない今月の推奨銘柄である。
2007年末に時間を進めよう。郵便料金は41円、ニューヨークの地下鉄の運賃は200円、そして国の債務は900兆円に達している。
しかし、より重要なことは、あなたの投資がどうなったかである。
100万円の初期投資は、428万4,900円になっているか、配当を投資したなら500万500円になっているはずである。
2つのシナリオを説明させてほしい。
シナリオ1
まず、あなたは配当を手にし、それをそのままにしたとする。 つまり、16年間で74万4,600円の配当を受け取ったことになる。 これは、新車や休暇のために使うことができたお金である。 より重要な点は、あなたは初期投資の75%近くを現金で受け取っていることである。 2007年の年末の時点で、この投資は354万300円の価値がある。 あなたの利益の合計は428万4,900円で、年平均成長率は9.5%になる。 そして、今でも毎年配当を受け取ることが期待できる。2008年の支払額は、少なくとも9万1,300円である。 あなたは最初に100万円を投資したので、初期投資額に対して9.1%の利回りを得ていることになる。
シナリオ2
次に、配当金を自分の手元に置くのではなく、再投資したとする。言い換えれば、配当小切手を「現金化」するのではなく、それを使ってレガシー株を買い増すのである。 16年で、あなたの株式から92万8,100円の配当金が生み出された。この配当で、さらに285株を購入することができた。 初期投資の100万円は、2007年時点で、合計500万500円の価値になった。年平均成長率は10.6%である。 次の年の2008年の配当収入は、少なくとも12万8,200円になると予測される。これは、100万円の初期投資に対して、12.8%の利回りが得られていることを意味している。
なぜレガシー株12が、10年後、20年後、50年後も11%の年平均成長率をもたらすことを期待できるのか説明していこう。
しかし、その前に、以下のチャートを見てほしい。
これは、レガシー株12への100万円の投資が、50年後にどのくらいの価値になっているかを示している。
2064年にあなたの投資はどのようになっているだろうか?
過去20年と同じリターンであれば、100万円が1億8,691万3,600円になるレガシー株12
先の問いに答えるために、私たちの最初のシナリオを再度見てみよう。 シナリオ1では、あなたは受け取った配当を自由に使った。 2064年にあなたの証券口座をチェックすると、最初の100万円が、6,740万2,900円になっている。 さらに、この間に1,825万5,400円の配当を受け取る。 あなたの利益の合計は、8,565万8,300円で、年平均成長率は8.8%である。
次に2つ目のシナリオを見てみよう。シナリオ2では、配当をすべて再投資する。 すると、あなたの100万円は、1億8,691万3,600円に膨らむ。 そして、配当収入の5,145万5,200円を全額再投資することで、あなたは投資を始めたときの3.8倍の株式を所有することになる。 あなたの利益の合計は、1億8,691万3,600円で、年平均成長率は11%である。
これが、あなたが合理的に期待することができる長期的利益である。 投資家なら誰でも興奮するはずだ。考えてほしいのだが、年間リターンが11%なら、あなたのお金はわずか7年で2倍になるのである。 そして22年後には、初期投資の10倍以上のお金を手にすることになる。 当然のことながら、私たちの成長率の仮定は、レガシー株12の持続力にかかっている。 したがって、私たちは次の問いかけをしなければならない。 この会社は50年後も存在しているか、そして繁栄しているか?
レガシー株12—持続力のある業界の王様
レガシー株12が現在の商品を作り始めたのは、●●年である。 驚くべきことに、それは●●年後の現在でも高い需要がある。 そして、今から100年後も、それが高い需要があることを私たちは確信している。
〜中略〜
この商品の多くのファンの中には、あの●●もいる。レガシー株12の商品の1つは、世界初の商標登録ブランドとして認められている。
レガシー株12には、長く変化に富んだ歴史がある。この紙面では書ききれない。
この業界の王様は現在、時代を超えた商品でマーケットを支配している。 業界の歴史において、このような企業は他にない。
●件の大型合併、●件の買収、そして数多くのより小規模な取引を含む20年に及ぶ業界の統合のおかげで、この会社は現在、この業界で最大の企業になっている。 レガシーの新しい支配的企業は、史上もっとも収益性が高く、持続性のある業界の1つで、その範囲を世界各地に広げ、他の追随を許さないブランド・ポートフォリオと、並外れて「不公平なほどの」優位性を有しているのだ。
レガシー株12は、●●である。
史上最大級の企業の誕生に私たちは興奮した。しかし、問題は、この会社が50年後も存在するか、である。
なぜレガシー株12は、
50年後も存在するのか
そして100年後も
ほぼ確実に存在するのか
〜中略〜
●●は顧客に愛され、常に需要がある。このことが、レガシー株12が、100年後も確実に存在していると考える理由である。 しかし、何世紀も前から売ってきた商品があるというだけでは、レガシーにふさわしい会社とは言えない。
私たちがこの会社を気に入る理由は、もう1つある。 それは、競争力の高い巨大なモート(訳注:壕。競争優位を保ち得る「壕」がどれだけ幅広いかを表す言葉)である。